自立と共生 ネットワーク社会
雇いも、雇われもされない職業人の出現


ネットワーク社会のビジネス観

 正社員で会社に就職することだけが、労働だと言う論拠のない一億総サラリーマン化政策は、すでに機能していません。日本人には、一つの会社に勤め上げることを潔しとする生き方があります。しかし、変革期においては、その一途さが命取りになりかねないこともあります。すでに、サラリーマン50歳定年が進行しています。自分にあった選択肢をたくさん見つけだし、その様子をみる位の余裕を持たないと時代の流れに翻弄されるだけです。

 雇いも、雇われもされない職業人の出現は、21世紀型ライフスタイルの象徴です。自立と自由を求める機運は、サラリーマンや若者から起こってきて当然です。ダブルワークも、トリプルワークも、マルチワークなんでもありだという発想の転換です。
 サラリーマンの社会でも、 人件費、社会保険料を原資に、サラリーマンの法人化を図り、社員に経営者としての自覚を持たせ、共に経営の効率化を図りながら、税制面のメリットを資産形成に活用する動きも企業内で出始めています。

自立と自律
 下請けとか派遣社員とか、親会社や正社員の下にぶら下がっている限り、この関係が逆転することはありません。独自の技術開発や販路開拓、個人ではスキルアップや独自性を身につける必要があります。その推進力がネットワークです。ネットワークとは何か、自分のネットワーク観を持つことで、今が見えて来ます。現状を打破する拠り所となります。

ユビキタス社会 いつでも、どこでも、気がつかない内に、インターネットがお金を稼いでくれる時代がやって来ました。

アフリエイト・MLMビジネスの時代背景

 平成16年3月7日NHKスペシャル「フリーター417万人の衝撃」が放映されました。雇用形態が、アルバイト、契約社員、派遣労働者に移行し、正社員との比率が半々になる時代が来ることを伝えていました。番組では、経営者側の成果主義の論理に翻弄される若者の現状が、取り上げられていました。企業は、ますます即物的に損得勘定で人事を扱うようになってきています。それに伴い、若者たちの生活不安、社会保障制度への未加入などでの将来不安、暗いイメージだけを残し、未来展望のないまま番組は終わってしまいました。

 「18歳の今を行きぬく」(今井書店)
ニートやフリーターの増える中、若者は学校から仕事にどう渡っていくのか。東京都立大学の大学院生らが、都立高校生100人近くを対象に卒業前と卒業一年後にインタービューし、本にまとめた。追跡調査から浮かび上がるのは、学費が払えず進学を断念したり、長時間労働に耐え、職場のいじめに傷ついたりする10代の姿と格差の実態だ。ある女性は卒業後、日払いではなく続けて働けるアルバイトを得るまで8カ月間、面接を受け続けていた。居酒屋チェーン、薬局、引越し会社の見積もりの取次ぎなどを転々とした男性もいる。夢に向かって自由に働くというイメージとは違い、フリーターから金をためて転身した人はいなかった。
 正社員として就職した11人のうち、半年で5人が退職していた。一人の女性は朝から夜まで、社内清掃、ゴミ出し、電話番、弁当買出し、パソコンのデーター入力をこなし、職場内いじめで不眠になり、やめていた。
 正社員、フリーターを問わず、多くの人は低賃金で不規則な勤務を長時間続けていた。親を支え、収入を家に入れている人が少なくない。労働環境の厳しい職場で人間関係に傷つき、体調を崩して離職した人も多い。「意欲がない、親に甘えている、コミュニケーション力不足などのレッテルを張ってほしくない」と大学院生は言う。
 インタービューでは共通質問として「10年後の自分は?」と尋ねた。「一年後も想像がつかない」「明日のおれも予測できない」「生きているかどうか。夢や希望など考えられない」特に働いている人から悲劇的な答えが返ってきた。(朝日新聞 教育 2006.05.14)

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