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| 林檎停 | ![]() | アルバム 95/11/21 |

[インターネット安曇野] [ふるさとからのたより] へ戻ります。
約6,000坪の山林原野を切り開いて、そこにりんごの木を植えてから13年経過しました。農薬や化学肥料に頼らないりんご作りを夢見て、あるしがらみを捨て、無謀とも思える計画で今日まで走り続けてきました。
当初は「北の国から」のように、電柱や枕木などの廃材を使って小さな家を作り、水を引き、暖炉を作り、ランプを据えて親子4人肩を寄せあって暮らしていました。そこに犬ややぎやニワトリが加わって少し生活のリズムが変わりましたが、面白いもので、今ではいろいろな臭いをかぎつけて、狸や狐やカモシカや様々な鳥などが顔を見せるようになりました。ただ閉口していることに、頻繁に訪れる猿の群があることです。春には芽を、夏から秋にかけては収穫間近のりんごを食べに来るのです。彼らの方が先住していたとすれば、私達は侵略した側となるのですが、この場に及べば私達には戦闘の意志はありません。ただ犬たちに頭を下げてお願いしています。
自然任せの畑の植物も、風や動物たちが運んできて、もう数えきれないほどに増えました。ひとつひとつ名を呼べば、何かを答えてくれるような嬉しい気持ちになるから不思議です。
さて、私達の仕事ですが、皆様にいかに理解していただくかということが大きな自分たちへの問いかけとなるところであるし、難しいところでもあります。一年に5回の「林檎停通信」の発行で、都市の人々にメッセージを送り続けてきましたが、私達の能力の欠如もあいなりまして、なかなかうまく伝えることができでませんでした。それなら自分の思いや目でこの自然を、私達の仕事を確かめていただこう、そして楽しんでいただこうという結論となり、「ゲストハウス」を建設したものです。
人と人との出会いは新たな夢や希望を生むこともあるし、緑豊かな植物に囲まれたひとときは、人間のやさしさをとりもどす糧となるかもしれない。又、ここ安曇野の風土や歴史に実を置けば、今、私達が為さなければならないことが見えてくるかもしれない。旅の途中でもいいですから、りんご園の片隅にある「林檎停ゲストハウス」をご利用ください。お待ちしております。